35歳パパが初トライアスロンに挑戦|練習〜本番までの実体験レポート

たろう
PAPA AUTHOR
たろう|港区family・トライアスリート
  • 港区在住・35歳ファミリーパパ・トライアスリート
  • Cervelo P5でロードバイク歴15年
  • 多摩川・皇居・三浦半島など実走ルート豊富
  • 数値・スペック・データ重視のレビュー担当
35歳パパが初トライアスロンに挑戦|練習〜本番まで実体験レポート

35歳パパが初トライアスロンに挑戦|練習〜本番まで実体験レポート

皆さん、こんにちは!港区familyのパパ、たろうです。

僕は35歳、ごく普通のサラリーマン。妻のリエと、愛娘のもも(5歳)と港区で暮らしています。仕事はそれなりに忙しく、平日は会社と自宅の往復、週末は家族サービスが中心という毎日。そんな僕が、突然「トライアスロンに挑戦する!」と宣言したのは、去年の冬のことでした。

きっかけは、日々の生活に感じていた、漠然とした物足りなさ。仕事は順調、家庭も円満。でも、どこか「このままでいいのか?」という思いが頭をよぎっていたんです。30代半ばを迎え、体力も落ちてきたような気がするし、何より娘のももに「パパ、かっこいい!」と言われるような、何か大きなことに挑戦する背中を見せたい。そんな思いが募り、新しい自分を発見するための挑戦として、トライアスロンを選びました。水泳、自転車、ランニングという、全く異なる3つの競技をこなす過酷なスポーツ。果たして、運動神経も人並み以下の僕に完走できるのか?不安と期待が入り混じる中、僕の6ヶ月間の挑戦が始まりました。

初挑戦は「お台場・横浜・館山」どれが正解?選び方

トライアスロンへの挑戦を決意したものの、一体どの大会にエントリーすればいいのか、皆目見当がつきませんでした。都心近郊で初心者向けと言われる大会をいくつか調べてみたところ、「お台場」「横浜」「館山」の3つが候補に挙がりました。

  • お台場トライアスロン(東京港区)
    都心からのアクセスは抜群で、まさに「都市型」の大会。普段見慣れたレインボーブリッジやフジテレビを背景に競技ができるのは魅力的です。水質については賛否両論ありますが、多くの参加者がいるため初心者でも安心感があるという声も聞きました。コースはフラットで走りやすい印象。
  • 横浜トライアスロン(神奈川県横浜市)
    こちらも都市型の大会ですが、会場となる山下公園周辺は観光地としても有名。応援に来る家族や友人が楽しめる要素が大きいと感じました。スイムは波が穏やかな港内、バイクとランは市街地を巡るコースで、アップダウンも比較的少なく、初心者にも挑戦しやすいと評判でした。
  • 館山わかしおトライアスロン(千葉県館山市)
    房総半島の自然豊かな環境で行われる大会で、海でのオープンウォータースイムは透明度が高く気持ちよさそうです。しかし、都心からの距離がやや遠く、バイクコースにはアップダウンもあるため、体力的に初心者には少しハードルが高いかもしれません。自然の中で思い切り挑戦したい人向け、という印象でした。

僕が大会を選ぶ上で重視したのは、以下のポイントです。

  1. 初心者でも完走しやすい距離設定であること(スプリントディスタンス):いきなりオリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)は無謀だと感じました。
  2. 家族や友人の応援がしやすい場所であること:妻のリエや娘のももが応援に来てくれることで、僕のモチベーションも格段に上がると思ったからです。
  3. コースが比較的フラットで、安全性が高いこと:特にバイクは公道を走るので、安全面は最重要視しました。
  4. アクセスが良いこと:練習や本番当日の移動負担を減らしたかったからです。

これらの条件を総合的に考慮し、僕が最終的に選んだのは、横浜トライアスロンのスプリント部門でした。

選んだ大会と理由(横浜トライアスロン スプリント部門)

「横浜トライアスロン」のスプリント部門(スイム750m、バイク20km、ラン5km)を選んだのには、いくつかの明確な理由がありました。

まず第一に、「スプリント部門」という距離設定が、トライアスロン初挑戦の僕にとって非常に魅力的だったことです。オリンピックディスタンスに比べて各競技の距離が半分以下になるため、完走への心理的ハードルがぐっと下がりました。何より、まずは「完走」という目標を達成したかったのです。

次に、横浜というロケーションの魅力です。港区の自宅から電車で1時間弱というアクセスの良さは、練習や準備で忙しい僕にとって大きなメリットでした。さらに、会場となる山下公園周辺は観光スポットとしても有名で、応援に来てくれるリエとももが退屈せずに楽しめるだろうと考えました。応援する側も楽しめるというのは、家族の理解を得る上で非常に重要でした。実際、リエも「横浜なら中華街で美味しいものも食べられるし、ももも公園で遊べるからいいわね!」と快く賛成してくれました。

そして、都市型コースの安全性と走りやすさも決め手の一つでした。スイムは横浜港の港内で行われるため、外海に比べて波が穏やかで、初心者でも安心して泳げるとの情報がありました。バイクとランは、市街地の公道を封鎖して行われるため、信号待ちや一般車両の心配がなく、比較的フラットなコース設定で集中して競技に臨めると感じました。特にバイクは、普段は自動車が走る道を自転車で駆け抜けるという非日常感も味わいたかったんです。

さらに、僕が所属する会社のトライアスロン好きの同僚たちも、過去に横浜トライアスロンに参加経験があり、「初心者には本当におすすめだよ!」と強く背中を押してくれたことも大きかったです。具体的なアドバイスをもらえる環境も、初挑戦の僕には心強かったですね。結果的に、この選択が僕にとって最高のトライアスロンデビューの舞台となりました。

準備期間6ヶ月の練習スケジュール

大会へのエントリーを済ませたのが大会の半年前、11月のこと。そこから本番の5月に向けて、本格的なトレーニングを開始しました。平日は仕事があるので、練習は早朝か夜、週末に集中させる形です。正直、最初は「本当に完走できるのか?」と不安でいっぱいでしたが、少しずつ体を動かすうちに、その不安が期待と楽しみに変わっていきました。

スイム:週2回、最初は25mも泳げなかった

僕の運動経験の中で、水泳は最も苦手な分野でした。学生時代以来まともに泳いだことがなく、クロールで25m泳ぎ切るのも一苦労。息継ぎなんてまるでできませんでした。そこで、まず港区にあるフィットネスクラブに入会し、週2回、パーソナルトレーナーを付けて泳ぎの基礎から学び直すことにしました。

最初の1ヶ月はひたすらフォーム矯正と息継ぎの練習。顔を水につけることすら怖かったのですが、コーチの丁寧な指導のおかげで、徐々に水に慣れ、泳げる距離が伸びていきました。2ヶ月目には50m、3ヶ月目には200m、そして4ヶ月目にはノンストップで1kmを泳げるまでに成長。タイムは気にせず、まずは「長く楽に泳ぐ」ことを意識しました。

大会の2ヶ月前からは、ウェットスーツを着用しての練習も取り入れました。ウェットスーツを着ると浮力が増して楽に泳げる反面、着脱に時間がかかったり、肩回りの可動域が制限されたりといった特性があります。また、オープンウォーターでのスイムに備え、近郊のプールで行われるオープンウォーター講習にも参加し、集団泳やブイを回る練習、ヘッドアップ(進行方向を確認するために顔を上げる動作)のコツを学びました。これが本番で本当に役立つことになります。

バイク:週1回、Cervelo P5で広がる世界

自転車は、昔から好きでロードバイクに乗ることはありましたが、トライアスロン用のバイクは全くの別物。挑戦を決意した際、どうせなら最高の相棒と挑みたいと思い、奮発してCervelo P5のフレームセットを購入し、コンポーネントやホイールはプロショップで相談しながら組み上げました。総額約150万円、これはリエには内緒で「一生モノだから!」と説得しました(笑)。

週末の早朝に週1回、自宅からアクセスしやすい荒川サイクリングロードや多摩川サイクリングロードで実走練習を行いました。最初はTTバイクの特殊なポジションに慣れるのに苦労しましたが、その圧倒的な巡航性能とスピード感は、まさに感動モノでした。平日は時間が限られるため、自宅にスマートトレーナーを設置し、ZWIFT(ズイフト)を活用して効率的なトレーニングを積みました。1時間のZWIFTセッションでも、集中して高強度な練習ができるので、仕事と両立するには最高のツールでした。平均時速30km/hを目標に、20kmの距離をいかに効率よく走れるかを意識して練習しました。

ラン:週2回、皇居ランと駒沢公園で基礎体力向上

ランニングは、スイムやバイクと比べて比較的馴染みのある競技でしたが、トライアスロンのランはバイクの後に走る「ブリックラン」が特徴。疲労困憊の脚でいかに走るか、が重要になります。

週2回、皇居ランや駒沢公園を中心に練習しました。最初は5kmを走り切るのも辛かったのですが、週ごとに距離を伸ばし、ペースを上げていきました。ランニングシューズは、クッション性と反発性に優れたHoka Cliftonを愛用。このシューズのおかげで、長距離走の疲労が軽減され、練習を継続できました。

大会の3ヶ月前からは、バイクの後にすぐにランニングを行う「ブリック練習」を意識的に取り入れました。最初はバイクから降りてすぐのランは脚が鉛のように重く、前に進まない感覚に陥りましたが、回数を重ねるごとに体が慣れていき、スムーズに走り出せるようになりました。これが本番でのランに大きく活きてくることになります。

準備期間6ヶ月の練習スケジュール例

以下は、僕が実際に取り組んだ週ごとの練習スケジュールの一例です。

曜日 午前(早朝) 午後・夜 内容
完全オフ
20:00-21:00 スイム(フィットネスクラブ、パーソナルレッスン含む、1km目標)
06:00-07:00 ラン(皇居または駒沢公園、5-7km、ペース走)
20:00-21:00 スイム(フィットネスクラブ、フォーム練習・インターバル、1km目標)
完全オフ
06:00-08:00 バイク(実走またはZWIFT、30-50km、ペースコントロール練習)
07:00-09:00 ラン(ロング走10km)またはブリック練習(バイク20km+ラン5km)

※練習スケジュールはあくまで一例です。体調に合わせて調整しました。

この6ヶ月間、仕事と家庭、そしてトレーニングの両立は決して楽ではありませんでした。しかし、少しずつ自分が成長していくのを実感できる喜びは、何物にも代えがたいものでした。特に、リエとももが「パパ頑張ってね!」と応援してくれる声は、僕にとって最高のモチベーションになりました。

必要な装備と総費用(全部で約200万円)

トライアスロンは「お金がかかる」と言われるスポーツです。僕も最初は「そんなに?」と思っていましたが、いざ揃え始めると、その言葉の意味を痛感しました。でも、どうせなら最高の体験をしたい、そしてモチベーションを保つためにも、納得のいくものを揃えようと決意しました。「港区family」のたろうとして、多少の投資は惜しまない覚悟でしたね。

トライアスロンに必要な主要装備と費用内訳

僕が実際に購入した主要な装備と、そのおおよその費用をまとめました。

カテゴリ 品名・ブランド 購入費用(概算) 備考
バイク Cervelo P5 フレームセット 800,000円 トライアスロン専用バイク。空力性能を追求。
Shimano Dura-Ace Di2 コンポ一式 300,000円 電動変速でスムーズなギアチェンジ。
Zipp 404/808 NSW カーボンホイール 350,000円 軽量かつ空力性能に優れたディープリムホイール。
ペダル(Shimano Dura-Ace) 20,000円
スイム ウェットスーツ(Zoot Z Force 3.0 WETZOOT) 50,000円 浮力と保温性、着脱のしやすさを重視。
スイムゴーグル(SWANS) 3,000円 フィット感と視界の広さ。
スイムキャップ(大会支給) 0円
ラン ランニングシューズ(Hoka Clifton 9) 22,000円 クッション性と安定性で疲労軽減。
共通・その他 トライスーツ(Castelli Sanremo 4.0) 35,000円 スイム・バイク・ランをこれ一枚で。
ヘルメット(Kask Utopia Y) 40,000円 軽量で空力性能に優れたエアロヘルメット。
バイクシューズ(S-Works Ares) 55,000円 パワー伝達効率を追求した最高峰モデル。
GPSウォッチ(Garmin Forerunner 955) 80,000円 心拍、ペース、距離などをリアルタイム計測。
サングラス(Oakley Jawbreaker) 35,000円 視界の広さとフィット感。
その他小物(補給食、ボトルケージ、工具、ローラー台、ウェアなど) 100,000円 練習用ウェア、日焼け止め、ワセリン、パンク修理キットなど。
合計費用 約1,900,000円

合計すると、なんと約190万円!まさかここまでいくとは、自分でも驚きです。もちろん、これだけの費用をかけなくてもトライアスロンは始められます。レンタルや中古品を活用したり、最初はロードバイクで代用したりと、費用を抑える方法はいくらでもあります。

僕の場合、Cervelo P5というトライアスロン専用バイクを選んだことが、費用を押し上げた最大の要因です。ですが、このバイクがあったからこそ、練習へのモチベーションを高く維持でき、本番でもその性能を存分に発揮できたと感じています。S-WorksのバイクシューズやKaskのヘルメットなど、一つ一つのギアには僕のこだわりと、挑戦への本気度が詰まっていました。

「形から入る」というのは、僕のモットーの一つ。特にトライアスロンのように未知の挑戦においては、最高の装備が精神的な支えとなり、パフォーマンス向上にも繋がる。僕はそう信じて、これらの投資をしました。結果的に、これらの装備が僕の初トライアスロン完走を力強く後押ししてくれたのは間違いありません。

本番当日のタイムスケジュールと心の動き

いよいよ本番当日。横浜トライアスロンの朝は、まだ薄暗い午前4時に起床しました。前日はリエが作ってくれた消化の良いカーボローディングメニュー(うどんとおにぎり)を食べて早めに就寝。興奮と緊張でなかなか寝付けませんでしたが、なんとか4時間ほどは眠れました。

本番当日のタイムスケジュール

  • 04:00 起床:軽いストレッチ、朝食(おにぎり、バナナ、ゼリー飲料)。
  • 04:30 最終荷物チェック:忘れ物がないか、入念に確認。
  • 05:00 自宅出発:リエとももはまだ夢の中。一人で会場へ向かう。
  • 05:45 会場到着(トランジションエリア):ゼッケン受け取り、ボディナンバリング。
  • 06:00 バイクセットアップ:バイクをラックにかけ、ヘルメット、バイクシューズ、ランニングシューズ、補給食などを配置。
  • 06:30 ウェットスーツ装着:ワセリンを塗ってスムーズに。
  • 07:00 開会式、競技説明:緊張感が最高潮に達する。
  • 07:30 スイムスタート待機:波打ち際で深呼吸。いよいよだ。
  • 07:45 スイムスタート(僕のウェーブ)

スイム750m:冷

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この記事を書いた人

送迎ママ歴5年・実家が自転車屋(家業30年)。整備士の知見と20年の家族使用経験から、ママチャリ・電動アシスト・子乗せ自転車を本音でレビュー。子ども2人の保育園送迎で5モデルを乗り継ぎ、ヤマハ・パナソニック・ブリヂストン全主要モデル試乗済み。「失敗しない一台選び」を実家業者ネットワークと実走データで導きます。

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