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2017年6月6日
皆さんは「BAA」って聞いたことがありますか?BAAとはBicycle Association (Japan) Approved 「社団法人自転車協会」の略です。
その自転車協会が安全な自転車であることを保証した自転車に添付されるものがBAAマークです。
「BAA」については「ママチャリのJIS規格「BAA」について」により詳しい解説をしています。
自転車協会はしっかりと決められた基準に則ってBAAマークを認証しています。
具体的にはブレーキテスト、制動性能テスト、フレーム強度テスト、ハンドル衝撃テスト、ペダルの強度テスト、スポーク張力テスト、リフレクターの光度テストなどの試験を行い、全ての基準をクリアすることが求められています。
ブレーキ試験の一例を紹介します。
(1)乾燥時の制動ギヤが付いているなどGDが5m以上の場合は速度25㎞/h、シングルギヤなどGDが5m未満の場合は速度16㎞/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10m以内で安全円滑に停止しなければいけません。 (2)水ぬれ時の制動速度16km/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10mで安全円滑に停止しなければいけません。 http://www.baa-bicycle.com/difference/method/index.html より引用
(1)乾燥時の制動ギヤが付いているなどGDが5m以上の場合は速度25㎞/h、シングルギヤなどGDが5m未満の場合は速度16㎞/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10m以内で安全円滑に停止しなければいけません。
(2)水ぬれ時の制動速度16km/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10mで安全円滑に停止しなければいけません。
http://www.baa-bicycle.com/difference/method/index.html より引用
自転車に乗る上で、ブレーキが利かない自転車なんて危ないのはすぐにわかりますよね。
また、すぐに壊れてしまうような自転車も危なくて乗っていられませんよね。
このような自転車に乗る上で危ない点を重点的に検査し、「この自転車なら乗っても安全ですよ」と太鼓判を押してくれているのがBAAマークです。
BAAマークが重要なことはわかっていただけたと思います。
でも何でこのようなマークをわざわざ貼ることにしたのでしょう?
自転車の製造段階で試験をして、製品自体を安全と認定できた方が効率的ですし、そもそも日本にはPL法なんかもあって、企業の安全への意識は高いと言われております。
背景としては輸入自転車の増加があると言われております。
日本で製造していない自転車が多く入ってきていて、それらの自転車は製造段階では日本の法律をすり抜けてしまっています。
そのような事態に対応できるようにBAAマークが普及したと言われているのです。
製造上の欠陥により事故が起きてしまった場合は、製造業者あるいは輸入事業者が責任を持って補償をしてくれます。
そのため製造業者や輸入事業者がBAAマークを貼付する場合には、PL保険への加入が義務付けられています。その保険金で補償が担保されているので万が一の事故でも安心ですよね。
BAAマークは安全だけではないのです。
環境にも配慮されていないと認定されないのです。
具体的には廃棄された時に有害物質であったり、環境破壊を招くような物質の使用削減をすることです。
使用削減物質は6つあり、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)です。
これらの物質は環境に悪影響を与えるため、BAAマークが付いた自転車は環境にも優しい自転車であると言えるでしょう。
ちなみに自転車は自動車と違い二酸化炭素を排出しないのでエコな乗り物として、近年ヨーロッパなどの環境大国を中心に推進されております。
使える間もエコ、使い終わった後もエコとなる自転車は素晴らしいですね。
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