雨の日に自転車を使用する際の注意点と雨対策アイテム
自転車は運動効果を得られ、とても健康に良いです。
通勤・通学で使用している方にとっては、満員電車を避けることができ、ストレスも抑えられるでしょう。
また、交通費の節約にもなりますね。
そんな便利な自転車の天敵の雨。
毎日天気が良いといいですが、当然雨の日も必ずあります。
そこで今回は、雨の日に自転車を使用する際の注意点と雨対策アイテムを紹介していきます。
◆雨の日の傘さし運転
雨の日に自転車を使用する際、危ないとはわかっていても傘さし運転をしてしまったという方も少なくないのではないでしょうか。
傘さし運転は片手がふさがってしまいますし、傘が風にあおられて転倒する可能性があります。
乗っている本人以外にも、周りを歩行している方にとっても非常に危険です。
この傘さし運転は道路交通法71条と都道府県条例で禁止されている行為なのです。
違反した場合5万円以下の罰金になることもあります。
自転車に傘を固定して両手で運転できるようになればいいのではないか?と考える方もいるのではないでしょうか。
グッズが販売されていることも確かです。
しかし、そのようなグッズを利用した運転も、お住まいの地域により違法となっていることが多いです。
違法でない場合でもとても危険な行為なので、こういった傘を固定するグッズを使用した自転車運転も避けるべきです。
◆注意したいこと
雨の日に自転車を利用する際には、どのようなことに注意すればいいのか注意点を3つまとめました。
①視界が悪くなる
雨の日は自転車だけでなく、ウインドウに雨が付く自動車も、傘をさす歩行者も視界が悪くなります。 自分が見にくくなるだけでなく、自分が見られにくくもなるということをしっかり意識しましょう。
晴れている時よりもスピードを落として走行してください。
ヘルメットの下にさらにキャップをかぶったりし、雨が直接目に入らないようにするものいいでしょう。
②道路が滑りやすくなる
雨が降って道路が濡れると、自動車と同様、自転車のタイヤも非常に滑りやすくなっています。
そのため、急ハンドル・急ブレーキはとても危険です。
特に注意してほしいのが、マンホールの蓋や排水溝の蓋です。
いずれも鉄製であるため、雨で濡れるとタイヤが滑りやすくなります。
雨の日にマンホールや排水溝の上ではブレーキをかけず、自転車をまっすぐに保ちながら走行しましょう。
③ブレーキが利きにくくなる
自転車のブレーキは、ホイールをゴムで挟み込んで車輪を止めるという仕組みになっているものが多いです。
そのホイールは雨で濡れると、ブレーキが利きにくくなってしまうのです。
タイヤが滑りやすくなるに加え、ブレーキが利きにくい状態です。
とても危険なので、必ずスピードを落とし早めのブレーキを心がけましょう。
◆雨対策アイテム
雨の日に役立つグッズについて詳しく見ていきたいと思います。
レインウェア
レインウェアは上下で分かれたセパレートタイプと、足までひと繋ぎになったポンチョタイプの2種類があります。
セパレートタイプ足まで濡れにくく防水・防寒に優れていて、身動きがとりやすいです。
しかし、着脱するのに少々時間がかかります。
ポンチョタイプは簡単に着脱でき、蒸れにくく、リュックやカゴまで1枚で覆えるものもありコンパクトで携帯性に優れています。
しかし、強い風にあおられやすいです。
雨風が強い場合はセパレートタイプ、小雨や移動距離が短い場合はポンチョタイプがおすすめです。
普段の自分の自転車の使い方や状況に合わせて、どちらかを選ぶようにするといいでしょう。
バスケットカバー
自転車のカゴの中のカバンや荷物を濡らしたくない方は、バスケットカバーを使用するといいでしょう。
レインバイザー
レインバイザーは雨から顔を守り、視界を確保しやすくなります。
雨の日は周囲が暗くなりがち。
ツバが透明なレインバイザーだとより安全です。
ハンドルカバー
ハンドルカバーはハンドルやブレーキから手が滑り落ちるのを防ぎます。
ビニール素材や撥水(はっすい)加工が施されたものが良いでしょう。
防寒や紫外線対策ができるものもあるので、用途に合わせて選びましょう。
レインシューズカバー
雨の日は足元も滑りやすくなっています。
レインシューズカバーは大切な靴を守りつつ、滑り防止にもなります。
靴の上からカバーを履くだけで対策できますよ。
もちろん雨の日用の靴や長靴でも対策できます。
まとめ
雨の日に自転車を使用する際の注意点と雨対策アイテムを紹介しました。
いかかでした?
雨の日の自転車走行は、危険なため乗らないことをおすすめします。
傘さし運転もしてはいけません。
しかし、どうしても自転車に乗る必要がある場合は、安全に配慮した雨対策を心がけ走行してください。
レインアイテムを揃えることで雨の日の負担を軽くすることができますよ。
ぜひ今回の記事を参考にして、自転車ライフを満喫してくださいね。